【お尻が限界だった私が沼の底で見つけた“神サドル”】〜ロードバイク初心者のサドル沼体験4選〜

この記事はこんな人に読んでほしい
- ロードバイクでお尻が痛すぎて、もはやサドル見るのもイヤな人
- 何個かサドル買っているけど、いまだに「これだ!」に出会えてない人
- そもそも何を基準に選べばいいのかわからない人
- ショートノーズって名前は聞いたけど、実際どうなの?って人
はじめに:サドル選びって何でこんなに難しいの?
こんにちは、モモテツです。
まず、最初に言わせてください。
サドル選びって、マジで沼でした。
最初のうちは絶対こう思うじゃないですか。
→「レビューが高いものを買えば間違いないでしょ?」
→「プロが使っているって書いてあるし、これで大丈夫でしょ?」
その勢いでポチる → 届く → 乗る → お尻「無理無理」
ってなるんですよね。この気持ち分かる人多いんじゃないでしょうか。
こんな私も、「お尻の痛み」と「股間のしびれ」で何度自転車から降りたかわかりません。
→そして地面にあぐらをかいて後悔
結論:前傾&ヒルクライム多めなら「ショートノーズ」が正解、かも
いろいろ試しましたが、私には“ショートノーズサドル”が神でした。
もちろん、人によるとは思います。
ただ、
- 前傾ポジションで走ることが多い
- ヒルクライム好き
- ロングライドすると「あのあたり」が痺れる
↑これに心当たりある人には、もしかしたら刺さる可能性高いです。

ショートノーズサドルとは?
一般的なサドルとの違い
- ノーズ(先端)が短くカットされたような形状
- 通常のサドルに比べて、前乗りや前傾姿勢でも圧迫感が少ない設計

メリット
- 骨盤を立てたまま前傾しやすい
- ノーズが短いぶん、股間やソフト部位への圧迫が減る
- 前乗り・ヒルクライム時のしびれ対策に効果的
- ペダリング時の自由度が高まる
デメリット(人によっては)
- 座る位置の自由度がやや少なめ
- お尻のフィット感が合わないと、安定しないと感じることも
試してみた愉快なサドルたち(と、その末路)
①TNI LiteFly カーボンサドル
価格:カーボンレールのわりにお手頃
軽さ:約180g
最初の一本。
Amazonで「試しに買ってみるか」と軽いノリでポチ。
→ 結果:これ、全然アリでした。最初にしては大当たり。
お尻のフィット感も良く、なぜか痺れない。
軽いし、デザインもスッキリしてて好印象。
「安くていいサドルって、あるんだ・・・」と希望をくれたサドルでした。

■ こんな方におすすめ
- 初めてショートノーズを試してみたい方
- サドル選びに迷っているけど、いきなり高級モデルに手を出すのは不安な方
- ヒルクライムや前傾ポジションを多用する方
今はLiteFly2という新たなモデルもあり、幅143mmで152gと軽量です。
より軽さを重視される方はこちらもおすすめです。
②PROLOGO SCRATCH M5 PAS TIROX
価格:品質良いわりには安価
売り文句:「ポガチャル選手が使ってる(!)」
プロが使ってるって聞いたら…そりゃ、買っちゃうよね?
→ 結果:平坦ライドはめっちゃ快適。でも長距離ヒルクライムでは感覚が…消えた。
例の“あのあたり”がどんどん痺れて、
痺れ→ダンシングで復活→シッティング→痺れ・・・の繰り返し
「プロが使ってる=自分に合う」わけじゃないと失敗から学びました。
うん、痛かった(物理的に)

■ こんな方におすすめ
- 着座位置を前後に動かしながら走る方
- 平坦メイン、長時間のロングライドでも快適性を重視したい方
- 「プロ選手が使っている」ことに信頼感を感じる方
※補足:座面がやや硬めというレビューもあるため、クッション性重視派の方は試乗できる機会があれば試してみるのが安心です。
③RYET 3Dプリント カーボンサドル
価格:3Dプリントでも数千円の激安モデル
目的:3Dプリントとやらの実力を試してみたい!
激安中華サドル。
見た目はよかった。最初の乗り出しもよくて、これは当たりか!?と淡い期待。
→ 結果:やるやる詐欺(←すみません)
「軽さは正義」とみなさんが言っていて信じていましたが、軽さだけが正義じゃなかった。
前乗りすると、あの感覚が消えていくんですよ。まるで魔法のように。
途中、「あれ?山の途中に私の“あのあたり”忘れてきた?」って本気で思った(笑)

乗り込んでわかったのですが、サドル先端のクッションがめちゃくちゃ薄かったからでした。
うん、あのあたりが病気になるかと思った(通算2度目の後悔)
■ こんな方におすすめ
- 安価に最新構造を試してみたい方
- 平坦ライド中心の方
- とにかく安価で軽量を追求したい方
- ネタ枠として一度体感したい方
④SPECIALIZED S-WORKS POWER CARBON SADDLE
価格:中古でもそれなりのお値段
目的:もうそろそろ沼から抜けさせてくれ!
→ 結果:これが“終着点”でした。
乗ってすぐ「え、痺れない」「お尻痛くない」「軽い」「最高」
と3拍子どころか5拍子くらい揃ってました。
感動です。マジで。
これで「サドル探し終わりでよくない?」と思えた一本でした。


■ こんな方におすすめ
- 前傾・前乗りポジションで走ることが多い方
- ヒルクライムで少しでも軽量化したい方
- 股下のしびれやお尻の痛みに悩んでいる方
- フィット感と所有欲の両方を求める方
- サドル沼をそろそろ終わらせたいと本気で思っている方
→ 高額ですが、“最終回答”に近づく一本として選ぶ価値ありです。
※補足:【POWER EXPERT】や【POWER ARC EXPERT SADDLE】など、下位グレードでも類似の効果は期待できるため、予算に応じて検討してみるのもおすすめです。
■本格サドルを検討している初心者の方へ
本格的な3Dプリントサドルはかなり高価で、自分に合うかわからないまま購入することはとてもハードルが高いと思います。
そんなときは、購入先のショップで「サドルレンタルサービス」を行っていることもありますので、そのサービスを活用することをおすすめします。
実際に購入前に数日レンタルして、「自分の乗り方に合うか」「しびれや痛みが出ないか」を
じっくり確認してから判断できるのは大きな安心材料です。
「3Dプリントサドルに興味はあるけど、価格がネックで一歩踏み出せない」
そんな方は、まず体験してみるという選択肢から入るのもアリかもしれません。
SPECIALIZED公式ショップでチェックできるモデル一覧
それぞれ形状や座面の感触が異なるので、好みに合わせて選んでみてください。
S-WORKS POWER CARBON SADDLE
私が実際に使用しているモデル。超軽量で前傾姿勢に最適な、ショートノーズの高性能サドル。
→ S-WORKS POWER CARBONを公式ストアで見る
POWER EXPERT SADDLE
S-WORKSに比べて価格を抑えたモデル。フィット感や機能性はそのままに、素材や重量を調整したバランス型。
→ POWER EXPERTを公式ストアで見る
POWER ARC EXPERT SADDLE
座面がよりラウンド形状で、骨盤の動きに合わせやすいタイプ。フィット感を重視したい方におすすめ。
→ POWER ARC EXPERTを公式ストアで見る
まとめ:サドル選びに正解はないが、“傾向”はある
ここまでいろいろ試してみて、素人でもひとつだけ確信したことがあります。
サドルに「万人にとって正解」はない。でも、「自分に合いやすい傾向」は確実にある。
私の場合は:
- 前傾ポジション+ヒルクライム好き
- ショートノーズとの相性◎
- ノーズ長め・自由度高い系は痺れやすかった
という傾向がありました。
最後に:あなたも“自分の相棒”に出会えますように
プロが使ってるアイテムに憧れて失敗したり、
最新構造ってだけで飛びついて後悔したり・・・。
でも、どれも私にとって必要な遠回りだったと思ってます。
「自分の乗り方」と「自分の身体」にちゃんと向き合うと、きっと“相棒サドル”に出会える瞬間が来て、あなたのサドル沼ライフもハッピーエンドを迎えると思います!
追記:おすすめサドル早見表
ライドスタイル | おすすめサドル | ポイント |
---|---|---|
前傾・ヒルクライム好き | S-WORKS POWER / TNI LiteFly | 痺れにくい・軽い・快適 |
平坦中心・自由なポジションが好き | PROLOGO SCRATCH | 前後移動しやすい |
気軽に3Dプリントを試したい | RYET | 激安だが、覚悟は必要 |